原野新聞 vol 18 2002 春号

ホーホー、しばらくじゃな、わしは原野の森に棲むフクロウの長じゃ、この冬も、ここ屈斜路原野にたくさんの方が訪れてくれてうれしいかぎりじゃ。今年の冬は例年になく暖かい冬じゃった。わしら森の衆にとっては比較的過ごしやすい冬でよかったのじゃが、雪の方が例年より多く、ここで暮らす人々が生活するうえで何かと大変だったようじゃのぅ。それではこの冬もいろんな事が起きたんでポツリポツリ話すとしよう。ホーホー   





あったか〜〜い冬!

 今年の冬は例年になく暖かい冬じゃった。昨年は一月末から二月にかけて氷点下二〇度を超える朝がしばしばあったのじゃが、今年はかぞえるほどしかなかった。おかげで期待していた事が期待どうりにいかなかったり、はたまたその反対の事があったり、何だか例年のペースをつかみにくい、そんな冬だったようじゃ。

一番期待はずれだったのは、屈斜路湖の氷じゃった。昨年は全面結氷が一月十五日と例年より十日以上早かったのじゃが、今年は十九日にいったん全面結氷宣言を出したものの、暖かいせいか、風で部分的に氷が砕かれたりして、なかなか全面結氷しよらんかった。おまけに一月末頃には氷ったところに湿った重い雪が降ってしまったので、透きとおったガラスのような氷の上を散歩出来るはずが、全面曇った氷となってしまい氷上散歩を案内する和さんはいつものペースがつかめず苦労したようじゃ。その上、和琴半島の氷柱や砂湯の御神渡りも規模が小さく、何度か冬に訪れたことのある連中は「今年はちいさいですね」と口々に言っておったようじゃが、こればっかりはどうすることもできんので、和さんは笑ってその場を凌ぐことがしばしばじゃった。
 じゃが悪いことばかりでもない、今年は暖かかったせいか雪が多くXCスキーをするには充分な積雪を確保することが出来たんじゃ。暖かいから雪?と不思議に思うものもおるかもしれんが、この地方は天気がいい日はとても寒くなるんじゃ、朝から天気が良い日などは放射冷却現象により急激に気温が下る、昨年はこういう日が多く、氷点下30度近くまで気温が下がることがしばしばあった。おかげで大規模な御神渡りが出来たり、ダイヤモンドダストなども頻繁に観察することが出来たんじゃ。しかし、雪がそれほど降らないとXCスキーで歩いたトレースがそのまま残りカリカリになってしまったり、沢が渡りづらくなったりするんじゃ。今年はドカ雪や適度な降雪もあったりしたので、そんな心配もなくみんな七転八倒しながら大いにXCスキーを楽しんだようじゃった。また、極端に寒くなかったのでお昼のお弁当もブルブル震えながら食べると言うことも少なかったようじゃ。
 何にもしないゴロゴロツアーにも暖冬の影響があった。湖の水位が例年より高く、和(なごみ)の湯を囲う壁を高く積み上げなければならなかった。何とか積み上げてはみたものの、どうしても隙間から湖の水が侵入してくる。でも、湧き出す温泉の量が例年より多くその水圧で何とかバランスが取れておったようじゃった。どうやら湖の水位と、温泉の湯量に大きな関係があることがわかったようじゃ。
 そして、和さんが何より喜んだのは灯油代じゃった。あまりにも現実的な話しで申し訳ないが、昨年は寒かったせいか屈斜路原野YGH始まって以来、最高額の灯油代を記録したのじゃったが、今年は平年並みをキープ出来たのでほっと一安心しておったようじゃ。
 気象状況によって毎年いろいろ変化があるようじゃが、それも冬の楽しみの一つ、また来年も足を運んで原野の冬を楽しんでみてはいかがかのう。








夜会in名古屋

 名古屋&東海地区のみなさんお久しぶりでございます。久しぶりに愛知県に行く仕事があり、せっかく行くのだから挨拶もなしに行って帰るのも失礼かと思い、ちょっとした飲み会を開催しようと思い立ちました。月曜という中途半端な日程ではございますがお集まり頂ければ幸いです。当日は下記お店にて私が飲んでおりますので、皆さんのご都合の良い時間にいらして適当な時間にお帰りいただき、飲み代も自分の飲んだ分だけ精算すると言う、至って簡単なシステムです。バーなので、食事を済ませてから来た方がいいと思います。

実施詳細>>>>>>>>>>>
日時:4月15日月曜日
時間:19:00〜22:30頃まで
場所:エンジェルバー 錦店
名古屋市中区錦3-13-1デリシアムマドーロビルB1
地下鉄栄駅徒歩5分 名鉄瀬戸線栄駅徒歩5分
電話:052-953-5665 http://r.gnavi.co.jp/n003700/

和さんの携帯番号
電話:090−3394−7819
(お店が地下なので通じるか解りませんが)

3時間半頑張って飲んでますので、適当な時間に遊びに来て下さい。決して1人にはしないでね。
待ってまーす!







吹雪襲来!挑戦者たち?

  今回は嗜好を変えて、NHK「プロジェクトX」風に綴ってみようかのうホーホー。
(田口トモロヲさんの声をイメージしてスタート)

 北海道屈斜路湖、夏は多くの観光客でにぎわうこの湖も、冬はひっそりと静まりかえっている。厳冬期の晴れた日の朝、放射冷却現象により急激に冷え込み、地域一帯ダイヤモンドダストと霧氷につつまれ冬ならではの幻想的な風景を作りだし、人々の目を釘付けにすることがしばしばある。だが、いったん天候が崩れると、数年に1度、地吹雪で手もつけられないほど荒れ狂い大自然の脅威を見せつけるのである。これは二月十九日に屈斜路原野を襲った猛吹雪のドラマである。

(ここで「地上の星」by中島みゆきを聞いてみると雰囲気が出るぞホーホー)

 二月十九日正午、多少の降雪と風が吹いていたが気にするほどの天候ではなかった。山本は家内と子供達を車に乗せ摩周駅に向かっていた。釧路の病院で子供達が診察を受けるためだった。いつもなら車で釧路へ向かうのだが、この日は仕事の都合上汽車で行かせることにしたのである。子供達は久しぶりに汽車に乗れることにはしゃいでいた。
 山本は家族を駅に送り届けた後、食事の材料を仕入れて家路についた。町はずれのコンビニを過ぎたあたりのことだった、さっきよりも降る雪の密度が濃く明らかに降雪量が増えている、そして何よりも風が強くなっていた、山本は嫌な予感がした。ユースが近くなるにつれ吹雪は激しさを増していた。国道からユースまで続く農道にさしかかった時、いくつもの吹きだまりが行く手をはばんでいた。車に勢いをつけひとつひとつ吹きだまりの山をけ散らしながら突破し、かろうじてユースにたどり着いた。
 丁度そのころアウルのスノーシューツアーが実施されていた。参加者の一人○橋は十四時三十分頃の汽車に乗る予定だった。山本はこのままでは国道までの道が埋まってしまうと思い○橋の荷物をアウルの事務所まで運びアウルの土田に駅までの送迎を頼むことにした。ヘルパーの松江が荷物を届けてユースに帰ってきて間もなく、スノーシューの参加者がユースに戻ってきた。その中に○橋の姿もあった。
「まだ道は通れるのか?」
山本がきくと「パジェロで何とか登ってきました」と土田は答えた。みなパジェロの力強さに感動した。
 時を追うごとに吹雪は激しさを増していった。降雪と吹きだまりで農道が不通になると思われた頃、除雪車が農道の除雪作業にやって来た。山本はとりあえず孤立状態は避けられたと思った。
 十六時、スタッフはとりあえず夕食の準備を開始した、この日の宿泊客は八名、そのうち三名は連泊者だった。山本は迷っていた、十七時〇一分の汽車で家族と宿泊者が駅に到着するが、この吹雪で駅までたどりつけるか不安だった。家内と子供達が手をつないで駅で呆然とする姿が目に浮かんだ。その時だった、たった今コタンまで出かけたという土田から電話が入った。
「和さん、吹雪はものすごいです、さっき緑橋付近で雪崩があったようです、外に出るのはやめておいた方がいいと思います。」
山本は悩んだ。
 十六時二〇分、山本は意を決して迎えに行くことにした。すでに暗くなりつつある屋外に出ると、息も出来ないほどの強風と雪が襲いかかった。車に積もった雪を払いのけ、トラブルに備えて車に防寒服一式とスコップを積み込み車を出した。発車してすぐに車の動きが止まった。吹雪で前方の状況がわからず、ユースの駐車場にいつの間にか出来ていた吹きだまりにつっこんだのだった。山本は館内に戻りスタッフに言った。
「車を押してくれないか」
スタッフ達は着の身着のままで表に出て吹雪の壮絶さに震え上がりながら車を押した。ちんぺーはもんぺ姿だった。
吹雪をなめていた。
 みな必死で車を押した。しかし、車はびくともしなかった。その時だった、倉庫から大きなエンジン音が聞こえてきた、おじいちゃんの乗った除雪用ブルだった。おじいちゃんが頼もしく見えた。早速ブルにワイヤーをつなぎ車を牽引しようやく車を吹きだまりの山から引き出すことに成功した。
 吹雪は依然として荒れ狂っていた。山本は気を取り直して再び車に乗り込み出発した、一度でもブレーキを踏んだら吹きだまりを突破できない、アクセルを全開にしてユースを出た。しかし、農道に出たとたんに大きな壁にぶつかるかのようにドスンといって車が止まった。また、車は吹きだまりに乗り上げてしまったのだ。山本は車を降りて吹雪の隙間からかすかに見える風景に目をこらした、そこに道はなかった。ユースが孤立したことを知った瞬間であった。



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雪に埋もれる屈斜路原野YGH


列車が摩周駅に到着するまでに少し時間があった、山本は送迎を断念し家族と宿泊客のために空いている宿を探した。都合良く駅前のペンションに空きがあった。列車が到着した頃、駅に電話をかけ裕美子と話した。
「雪で閉じこめられてしまった、迎えにいけない、駅前のペンションを予約したのでそこで一晩待機してくれ、吹雪が落ち着いたら明日迎えに行く、あと宿泊者が駅に到着するから、事情を説明して同じ宿で泊まってくれ」
 と伝えた。裕美子は心細くなったが子供達の顔を見て気を取り直した。ペンションまでは百メートルほどだが、猛吹雪の中子供の手を引いて歩くには至難の業だった、子供達は風で何度も転びながら母の後をついて歩いた。長い百メートルだった。
 ユースでは宿泊者とスタッフが同じテーブルで夕食を取っていた、この状況下でなぜかスタッフの顔はほころんでいた。宿泊者が八名の予定で夕食を用意したのだったが吹雪のため五名の客を迎えにいけず、仕方なく山本は余った食事をスタッフに振る舞ったのだった。みないつも見てるだけのユースの食事にしみじみと箸を付けた。その夜、依然猛威をふるう吹雪の中、開き直ったスタッフと宿泊者は相変わらず酒を飲んで眠りについた。
 翌朝、昨日の吹雪がうそのようにおさまっていた。青空が広がり冬の透き通った日差しが屈斜路原野を包んでいた。しかし、談話室から心配そうに外を見る姿があった。宿泊者の風○だった。風○は八時三五分発の汽車に乗る予定だった。吹雪はおさまったものの、依然として農道を雪が覆ったままで、車が通れる状況ではなかったのだ。このあたりでは大雪が降ると優先的に酪農家に通じる道から除雪が行われる、朝しぼった牛乳を運ぶためだった。このままだとユースへ通じる農道は後回しにされてしまう、山本は除雪を請け負う土建業者に、何とか先に除雪してくれるよう連絡を取らなければと思った。しかし、この強引な要求を実現するには自分では役不足だった。一人の女性が頭に浮かんだ、おばあちゃんだった。山本はおばあちゃんに
「何とか宿泊者を駅まで送り届けたい」
 と伝えた。おばあちゃんはすぐ受話器を取り連絡を取った。
「何とか担当の者に無線で連絡を取ってみるが、期待はするな」
 と返事が返ってきた。風○は談話室の窓から祈るように除雪車が来るのを待った。
「来た!来た!」
 しばらくして談話室から歓声が上がった。除雪車がコタン方面からゆっくりやって来て農道の除雪作業を始めたのだ。雪を押しながら力強く近づいてくる除雪車に風○は感激した。
 屈斜路原野YGHが孤立から解放された瞬間だった。

(ここでヘッドライト・テールライトを聞くと効果的じゃホーホー)

 冬の青空の広がる中、ユースの車は摩周駅に向かった、山本は途中何台もの車が吹きだまりにつっこんで、立ち往生している姿を見かけた。吹雪のすさまじさを物語っているかのようだった。山本が駅前のペンションに車を止めると、子供達が笑顔で父を迎えた。山本は裕美子に
「苦労をかけた」
 とねぎらった。ユースに帰るとスタッフが掃除とXCスキーの準備に追われていた。普段の屈斜路原野がそこにあった






ちょっと小耳にはさんだ話しのコーナー
  • まっちゃんはホントに貧乏らしく、和さんから給料を前借りしたらしい。
  • ちんぺーさんは誕生日に、例年になくたくさんプレゼントを貰い喜んでいたらしい。
  • ちんぺーさんはエッチなROMを女性ホステラーさんから貰い喜んでいたが、感想を聞いたら「いまいちや」と言ってたらしい。(評価の基準を詳しく聞いてみたい)
  • 原野で写真提供していないのに、改訂版YHハンドブックに、よく見かける原野のホステラーさんたちのコタン温泉に入ってる写真が掲載されたらしい
  • 氷上散歩がNHKの取材を受けたが、いっぱいカメラを回していたにもかかわらず、オンエアーでは一瞬しか映らなかったらしい。
  • 美幌峠に新しいレストハウスが建つらしい。
  • 96年のヘルパー潤ちゃんが、お母さんになったらしい。
  • 和さんはお正月に書き初めで「初心」と書き、新たな気持ちで頑張ると決意したにもかかわらず、翌々日の朝、二日酔いで大寝坊したらしい。
  • ホステラーのK氏は書き初めで「安全第一」と書いたにもかかわらず、正月明け交通事故にあったらしい。
  • どうやら原野の書き初めは裏目に出るらしい。




屈斜路原野YGH&北の自然取扱店OWL
in 「夏」


この夏も屈斜路原野は元気いっぱい!
水と親しむ企画を中心にお待ちしています。


*釧路川源流カヌー川下りツアー*

国内屈指のカヌースポットである釧路川源流域7kmと20kmコースを、カナディアンカヌーでのんびり下っていきます。川の自然を全身で感じられること間違いなし!スタッフが添乗しますので、初心者の方でも安心して参加できます。雨天でも実施!!

●7kmコース>>>>>>>>>>>>>>>>>>
所要時間:2時間 要予約 1日4回実施
出発時間5:30〜 8:30〜 10:30〜 13:00〜
参加料:5000円(5:30のみ6000円)

●20kmコース>>>>>>>>>>>>>>>>> 
所要時間:4時間 要予約 1日1回実施 出発時間:13:00〜  参加料:12000円
実施期間:4月下旬〜11月上旬まで

今年はこのほかにも楽しい企画を検討中!たまにホームページをチェックしてね。
http://www1.ocn.ne.jp/~owl
*釧路川源流カヤックスクール*


今までカヌーは乗せてもらうものと思っていたあなた、その手でパドルを握り神秘の釧路川に漕ぎ出て見ようではありませんか!川というフィールドがこんなにも素敵でスリリングに満ちた場所であることを全身で感じてもらえる事間違いなし!前日に行う机上講習で基本的な川の知識を学んでいただき、翌日の午前中に屈斜路湖で操船技術の講習、午後にはいよいよ神秘の釧路川へ・・・・・
屈斜路原野ユースゲストハウスが総力を結集して贈る初心者のためのカヤックスクールにさあ君も Let's Try!

参加料:8千円(カヌー、用具レンタル一式、昼食、保険、指導料込み)
実施期間:6月18日〜9月30日までの偶数日実施 要予約
個人で用意して欲しい物:ジャージや短パン、Tシャツ等の運動しやすい服、コンタクトレンズの方は眼鏡または使い捨てコンタクトレンズを用意して下さい。
*MTBダウンヒルツアー*


屈斜路湖を眺望する美幌峠まで自転車ごと車で運んでもらい、のんびり雄大な屈斜路湖を眺めた後、一気に峠を下り降りるらくちん&爽快なツアーです。

参加料金:2500円 毎日実施 雨天の場合は中止となります
*幻の滝ツアー*


屈斜路湖と阿寒湖の間の山中深く地図やガイドブックにほとんど記される事のない場所に荘厳に流れ落ちる滝があります。道なき道をかき分けほとんど人の入ることのない秘境へYGHのスタッフがご案内!滝を目指しながら途中草花の紹介もふまえたトレッキングツアーです。雨天でも実施できます。

実施人員3名以上  参加料500円  出発時間13:30〜
毎日実施(6月18日〜9月30日までの間は奇数日のみ実施)
もっと詳しいツアー内容はここをクリック



 

ヘビースモーカー「和」

 和さんは、数年前から薫製に取り組んでおる。最初にスモークサーモンに挑戦したのが九八年の事じゃった、それから四年。本を頼りに試行錯誤を繰り返し、ようやく自信を持って皆さんに召し上がっていただけるものを安定して作成出来るようになったんじゃ。今年はスモークサーモンで得たノウハウを生かしベーコンにも挑戦したようで、これがまたなかなかの出来だったようじゃ。

 薫製は、塩漬け、塩抜き、風乾、燻煙という四段階の行程を経て完成するものなんじゃ。サーモンの場合は、塩漬けが約六時間、塩抜き二時間、風乾は一昼夜、そして燻煙に六時間かける、およそ二日間の行程じゃ、これに対しベーコンは、塩漬けに一週間かかるので結構気の長い作業となるのじゃ。
 味の決め手となるが塩漬けじゃ。ベーコンは塩に香辛料を加え直接すり込んで塩漬けする方法を取るのじゃが、サーモンではピックル液と呼ばれる、飽和食塩水に様々な香辛料と香味野菜を加えた塩水に漬け込んで味付けをおこなうんじゃ。この行程が味の一番の決めてとなり和さんも香辛料の調合でいろいろと工夫を重ねたようじゃ。次に塩抜き、素材を水で洗った後、流水にさらして浸透圧の働きによって余分な塩分などを抜いて味を調える作業じゃ、和さん本人はどうして味が整うか科学的なことはさっぱり解っておらんが、とりあえず塩抜きをしながら素材の端っこを切っては食べて確かめいるようじゃ。そして風乾、これは余分な水分を抜く為に陰干しにすることじゃ。風乾を長くやればやるほど保存性の高い物が出来上がるそうじゃが、生っぽい感じがなくなるということじゃ。
   そして燻煙、最初に薫製を始めたときは、市販のスモークハウス(燻煙する際の箱)を購入し取り組んだのじゃったが、市販のスモークハウスでは小さすぎた。これではチップ(燻煙のの際に使う木くず)をたくさん使うわりに、たくさん仕込むことは出来ない。かといって木やレンガなどで作った立派なスモークハウスを作るほど予算もない。そこで思いついたのが段ボール箱じゃった。段ボール箱でもみかんの箱のような物ではなく、もっと大きなものはないかといろいろ探しよったようじゃが、なかなか見つからんかった。そこで思いついたのが、小さい子供がストーブに近づかないようにするストーブの囲いじゃった。これに段ボール箱を分解して貼り付け、蒔ストーブをつないで、ストーブ内でチップを焚いてハウスに煙を送り込むというシステムのスモークハウスが完成したんじゃ。熱源は電熱器とプロパンガスの併用、電熱器でチップを焚いてプロパンガスでハウス内の温度調節をするという仕組みじゃ。スモークサーモンの場合は冷薫法と言ってハウス内を二〇度前後に保たせて燻煙を行い、ベーコンは七五度の温度を保たせる。サーモンの場合、二〇度を下回ると湿った感じの出来になり、温度が高くなりすぎると素材に火が通ってスモークサーモンではなくなってしまう。ベーコンは温度が低すぎると生の状態になってしまい、温度が高すぎると火が入り過ぎてピンク色のレアな感じがなくなってしまう。どちらもこの温度調整に一番気を配るようじゃ。和さんは燻煙を始めると携帯電話を首にぶら下げタイマーをセットし、アラームが鳴るたび倉庫に走っていってはスモークハウスの温度に気を配っているようじゃ。
 こうして手間をかけて作られた薫製はなかなかの評判で、HPで販売を始めたり、お持ち帰りのお土産としてみなさんに利用して貰っておるようじゃ。まだ食べたことがないという方もわしが味の保証をするんで、ぜひ一度、試してみてはいかがかのう。






●●●ヘルパー大募集!!●●●


現在屈斜路原野YGHでは、スタッフを募集しております。旅するだけじゃ物足りないと言う方、森と湖とモンペおやじとバカPとにぎやか母子と元気な年寄りに囲まれた屈斜路原野で北海道の暮らしを体験してみませんか?

>>>募集資格<<<
*普通自動車運転免許を持っている方 *30才未満の方
*7月上旬〜9月末の期間、またはそれ以上お手伝いいただける方 *健康な方。

将来宿泊業経営を考えている方、北海道アウトドアガイド資格取得を考えている方、大歓迎です。ちょっとやってみようかなと思ったら、メールにてお気軽にお問い合わせ下さい。

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ひよちゃん1年生

 屈斜路原野YGHの愛娘ひよりちゃんが、なんとこの四月で小学校に入学するんじゃ。この間、生まれたかと思っておったがいつの間にか大きくなりおって、時の流れの速さを痛感するこの頃じゃ。
 思い起こせば九五年、当時故山田さんが大活躍しておった頃じゃったな、九月十八日に子供が生まれそうと言う知らせを聞き、直前まで「ユースを離れるわけにはいかない」と言ってた和さんが、ユースをほったらかして札幌に行ったのを今も覚えておる。翌年の秋には家族三人車で本州旅行、九七年の秋には竹人君が生まれてひよちゃんはお姉ちゃんになりおった。そして九八年春めでたく保育園入学、それまで遊び相手と言えば家族やヘルパーさんお客さんと大人ばかりだったのじゃが、これを境に子供同士で遊ぶ事を覚え、屈斜路の自然の中でたくさんの友達と(と言っても十数人じゃが)すくすく育っていきおった。
 落ち着きのないひよちゃんを見て裕美子さんは、四才になる頃からバトンに通わせ、生まれて初めてのお稽古事をはじめよった。練習は真面目に取り組まないのじゃが、本番となると周りからワンテンポずれつつ、満面の笑みで何とかそつなくこなしてゆくんじゃ。笑ってごまかそうとするところは父親譲りのような気がしてしもうた。
 そして今春、三月二九日に卒園式を終え四月五日には入学式、ピカピカの一年生となりおる。これからどんな風に成長していくか楽しみじゃ。
 また、これまで多くの方々に見守られながら成長してきたひよちゃんじゃが、これからも何かと面倒かけることも多々あろう、父親に成り代わりお礼と、今後もヨロシクとお願いする次第じゃホーホー。



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ランドセルをしょったひより



オリジナルベーコン
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市販の物とは違った、添加物をいっさい使用していない手作りならではの自然な風味をお楽しみ下さい。

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数量:1ブロック800g〜1kg
料金:100gあたり300円+送料(1200円)
支払方法:商品に郵便振替用紙を同封致しますのでお近くの郵便局にてお振り込み下さい。
発送:申し込み確認メールをお送りした日に発送致します。尚、商品はゆうパックチルド便での発送となります。

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この冬のヘルパー紹介


まっちゃん
1年間ご苦労じゃった。いい仕事が見つかるといいのう。

みほちゃん
毎日クロカンのおにぎり作りご苦労じゃった

りゅうちゃん
まだまだいるそうじゃから、またかわがってやってくれ。

そしてアウルの面々
つっちー、はるちゃん、ダグ
今年は、新事務所&住宅の建築で大忙しじゃったな、ツアーのかたわらこつこつ作業しておったが、ようやく完成に近づいたようじゃ。今年は新しい家で、新しい企画を実施する予定だそうじゃ。これからもこいつらから目がはなせんようじゃな。

みんな、ほんとにご苦労さん!




編集後記>>>>>>>>>>>>>>>>>>>

 今回の新聞は、吹雪の記事で相当紙面を費やしてしまったようじゃ、本来なら少しぐらい写真やイラストを入れたところじゃがその余裕もなかったんじゃ。なにやら文字ばっかりで読みづらいかもしれんが、最後まで読んでくれてご苦労じゃったな。毎回いろんな事があってネタはつきんようじゃ。今年はこの地にユースが出来て10年目を迎えよる。早いもんじゃ、またどんなことが起こるか、わしも木立のかげからそっと見守るとしようホーホー。


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