原野新聞 vol6 1996  春号

 寒かった原野の冬も終りの兆しが見えはじめたこの頃、みなさんお元気ですか、屈斜路原野の名犬しょう太ですワンワン。夏は暑さでだらだらしているけど、寒さに強いのがぼくのとりえ、今年の冬もクロカンのツア−に引率?しながら冬の原野を駆け巡りました。最近は野性的な雰囲気を漂わせるようになり、みんなから「たくましくなったね」と言ってもられるようになりました。そんなぼくにくらべて原野のおバカさんたちは相変わらずです。この冬は新しいスタッフも加わりおバカさんぶりに磨きがかかって、ぼくはそのレベルの低さにフ−−です。それではこの冬の原野の出来事をぼくなりに報告しま−−−−すワンワワン。

屈斜路原野ニュ−スフラッシュ

  

日和ちゃんの話
 あれは忘れもしません昨年の11月16日ぼくが朝起きると札幌にいっていたはずのおとうさんとおかあさんが帰ってきていました。おかあさんの顔を見るのは3ヶ月ぶりだったのでぺろぺろなめてあげようと思ったら突然不思議な物体が目の前に現れました、それは手と足と胴はぼくよりも小さく顔は「(おとうさん+おかあさん)/2×100」ぐらいのものでした。突然の出来事にキョトンとしているとおかあさんは「ひよりちゃ−ん、しょうたちゃんでちゅよ、ごあいさつちまちょうね、しょうたちゃ−ん、あたちひよりでちゅ−、これからよろちくね」と、いままで使った事のないような言葉で話しかけてくるのです。ぼくはあっけにとられながら取りあえず「ひより」と呼ばれているその物体の足をぺろぺろしてあげました。悪夢が始まったのはその日からでした。ぼくに対する家族の態度がへんなのです、二言めには「ひより、ひより」だし、今までならよくおとうさんに抱っこしてもらってお腹をなでなでしてもらっていたのにそんなこともなくなりました。つまんないので玄関でおとなしく丸まっているとおばあちゃんから「そういえばうちの犬は姿みやんけど、どこ行ったんや」と、とうとう名前すら呼んでもらえなくなりました。原野のアイドルの人気を全てもっていかれたしまった切なさはちょっと言葉では表現できないくらいです。この行き場所のない感情を紛らわせるためにぼくはひたすら、鹿を追いかけ回して気を紛らせ、沈む夕日に山田さんの顔を思い浮かべながら、原野の風の冷たさをしみじみ感じた晩秋でしたワオ〜〜ン。それでもジングルベルの鈴の音が聞こえるころ、ようやく原野にも賑やかさが帰ってきて少し元気を取り戻すことが出来ました。  

ツア−紹介ビデオの話 
 夜のティ−タイムに見てもらっているツア−紹介ビデオがこの冬、装いも新たにグレ−ドアップしました。20分足らずのビデオの編集に丸3日かけて作った珠玉の作品、ぼくもたくさん登場していました。このビデオで屈斜路湖露天風呂紹介のコ−ナ−があるんだけど、このロケの裏話を一つ、おとうさんには内緒でお話しますワンワン。
 1月某日おとうさん、ちんぺいさん、てっちゃん、それとぼくでロケに出かけました。場所はコタン温泉。余談になりますが、この露天風呂の管理人さんは小川さんというなかなか厳しい頑固な方ですが、みんなが快適に温泉に入れるよういつもコタン温泉を掃除してくれています。それだけに温泉をきれいにマナ−よく使用しない方を見ると厳しく注意されてしまいます。よって開放的な気分になっている旅行者は注意の的となり、旅行者の溜り場であるYGHは目の仇となっているのであります。話は戻って、コタン温泉、おとうさんがバケツで大事な所を隠しながら湯船から立ち上がって「屈斜路湖露天風呂紹介」と叫ぶシ−ンを撮影していた時の事です。何度か練習をしていよいよ本番、おとうさんは大事な所をバケツで隠しながら湯船から立ち上がり「屈斜路湖露天風呂紹介」と、叫ぼうとした瞬間。突如として現れた小川さん、撮影している本人たちは大真面目だけど、大事なところをバケツで隠して立っている姿は他人から見ればマヌケそのもの、そんな姿で白昼に小川さんとのご対面、「おまえら、またなにアホなことやってんねん」という視線に一瞬ひるむおとうさん(この間0.5秒)、「いかんここでひるんでしまっては撮り直しになってしまう、しかし、小川さんがいる前でもう一度撮り直しをするなんて小心者のぼくたちにとっては至難の技だ、なんとかここで勇気を出してタイトルを叫び1回でOKにして、とっととこの場をずらかってしまおう」と、おとうさんは気を取り直し(この間0.5秒)顔をひきつらせながら、うわずった声で「くっひゃろころてんぶろひょかい〜〜〜」と、なんとか叫びました。とりあえずホッとしたおとうさん、しかし、悲劇はこの後に起こったのです。とにかくこの場をとっとと去りたかったおとうさんはカメラがまだ回っているにもかかわらず、バケツを外してしまったのです。ちんぺいさんは慌ててスイッチをOFFにしたのですが時すでに遅し、おとうさんの大事なところはSVHSの鮮明画像で記録されてしまいました。    

カラオケビデオの話
 なんと屈斜路原野が東映レ−ザ−カラオケのロケ地に選ばれ、1月24日にロケ隊がやってきて撮影が行われました。撮影したのは屈斜路湖でカヌ−に乗っているシ−ンと、YGHのキャンプ場でテントを張ってバ−ベキュ−を楽しんでいるシ−ンをカメラに収めました。おとうさんは照れながらうれしそうにモデルのおねえさんとカヌ−にのったり、バ−ベキュ−を楽しんだりして一緒に映像に収まっていました。ちょっとアウトドアにうるさいぼくにとっては設定に解せない点がいくつかあったのですが、ぼくが口を出すわけにもいかないので黙って見ていました。話によると2月に発売する森高千里の新曲のカラオケのバックに使うということだっったのですが未だになんの連絡もないのはなぜだろう・・・・・。

S木H之さんの話 
 S木H之さんが初めて屈斜路原野に来たのは昨年の2月のこと、ちょうど山田さん(原野のヘルパ-さんであるがこれは世を忍ぶ仮の姿で、知る人ぞ知るアウトドアの達人、原野の数々のツア-の生の親とも言えるべき方、今はイリアンジャヤのジャングルでお散歩しているらしい。)がおられて、その話を聞き影響を受け、よく原野に遊びに来るようになりました。今冬はなんと2・3月だけで20数泊もしたのですが、どうやら山田さんがいないと軟弱になってしまうみたいで、女の子とお話する事にたくさん時間を使っていたみたい。ぼくは今度山田さんにあったらこのことをいいつけて根性をたたき直してもらおうと秘かに計画を練っているのだワンワンワン。  

クロスカントリ−スキ−よもやま話
 ここからはXCスキ−にまつわるお話をいくつか紹介します。今年の冬は今までで一番たくさんXCのツア−が行われました。例年よりも雪が多かったので、4WDのぼくでもちょっと大変な所もあったけれど、みんなの先頭に立っていろんなところをお散歩することが出来ました。

  XC探険隊の巻
 今年は、よりいっそう楽しいXCコ−スを作ろうということでおとうさんと、ちんぺいさんは昨年からいろいろと検討していました。まず変わったのが原野コ−ス、昨年はYGHから出発してコタン草原に抜けるル−トだったのですが、今年は湯沼林道からコタン草原に抜けるコ−スに変わりました。登りはきつくなりましたが、下る部分が多くなったので昨年よりもいっそう楽しいコ−スとなりました。そして、なんといっても美幌峠コ−ス、ル−トを探すのに二人は1月某日から3日間美幌峠に通いました。まず、従来の峠の駐車場から駐車場に帰ってくるコ−スでは距離も短いし下りも少ないのでなんだか物足りない、今までよりももっと峠の下の方まで下って車で迎えに行けるコ−スは出来ないものか、ということで目を付けたのが美幌峠の美幌側にある美幌峠町営牧場に通じる道でした。この道のどこかに出れば距離も伸びるし車での送迎も可能になる、そこでさっそく二人は峠に出かけました。1日目はなんだか見当も付かない所に迷い込み、二人は雪だるまになりながらやっとこさ道まで出てきました。2日目は昨日の失敗をもとに大幅にル−トを変えてみましたが沢に囲まれてこれもボツ、3日目は、美幌峠の地図を広げて等高線を読みながらあらかじめおおまかなル−ト地図上で決めてから出発。これが大当たり、車の止めてある場所にほぼ正確に出てくることが出来ました。喜んでいる二人を見ながらぼくはふと、「1日目から地図を使っていればこんな苦労しなくてすんだのに」と思ってしまいました。また、車に迎えに来てもらうタイミングが難しいのですが携帯電話という文明の利器の登場によってこれも解消することができ、今年はオ−プン以来一番充実したXCスキ−のツア−を行う事が出来ました。

体感温度−40℃の巻
 1月31日、とにかくこの日のXCは寒かった、おとうさんとちんぺいさんはきっと美幌峠のてっぺんは寒いだろうということでテントをかついで出発しました。最初はまだ耐えられたのですが、ピ−クの岩場のあたりまで来ると、気温が−16℃風速15メ−トル、計算するとなんと体感温度−40℃という数字になりました。たった一人ツア−に参加したXC初体験の石原さんを二人で励ましながら歩いていたのですが、いつものように薄着でいったちんぺいさんの凍り付きながら震えるおヒゲをぼくはしっかりみてしまいました。お昼にはテントをはって、コンロでお湯を沸かしス−プなど作って暖をとっていたみたいですが、ぼくはお外でまたされてしまいました。寒かったよ−クンクン

おとうさん怪我をするの巻
 2月15日の美幌峠XCツア−の出来事でした。ちんぺいさんはいつものようにいつもの場所で、迎えに出発して下さいと携帯電話でYGHに連絡したあと、後続のツア−参加者が集まるのを待っていました。参加者はみんな集まったのですが、最後尾についていたおとうさんだけがなかなかやってきません。ちんぺいさんはみんなにアメを配ったりしておとうさんが降りてくるのを待っていました。しばらくして姿を現した、ぎこちない動きのおとうさん。いつもなら簡単に降りて来る坂もわざわざストックでブレ−キをかけながらおりてきます。おかしいなと思ったら、ちんぺいさんの顔を見て開口一番「怪我した、右足ねじってしもたみたいや」と、顔を引きつらせながら一言。ちんぺいさんも顔を引きつらせながら「大丈夫か?」と、一言。おとうさんは「なんとか歩けそうやから先に行って車で休んでる」と答て、足をかばいながら先にいってしまいました。YGHに帰った後すぐに病院行ったのですが1週間たっても容体は変わらず、釧路の整形外科に行きました。お医者さんの診断よると側副靭帯損傷、全治6週間だったそうです。というわけでおとうさんは「シ−ズンを棒にふってしもた」とぼやきながら、毎日温泉でリハビリに励んでおります。

スキ−大破の巻 
 2月某日、摩周湖ダウンヒルコ−スでの出来事でした。ちんぺいさんが見つけたチャレンジコ−スという過激な坂にホステラ−の柳瀬由美さんが果敢にも挑戦!元気よくスタ−トしましたがはかなくも途中で大転倒、気が付くと片方のスキ−の先が折れて吹っ飛んでしまいました。屈斜路原野のXCツア−でスキ−を見事に折ったのは柳瀬さんが第1号となりました。そこから柳瀬さんは終点まで大山くんと二人三脚して山を降りてきました。

XCツア−隊遭難の巻
 3月1日のことでした、YGH周辺はそんなに悪い天気じゃなかったので美幌峠のXCツア−へみんなででかけました。ところが、峠のてっぺんまでくると手のひらを返したような悪天候。ちんぺいさんは、ツア−を決行しようか、やめようか迷ったのですが、S木H之さんが「こういうう日はけっこう得意なんですよ」といってくれたので、決行することにしました。この日の参加者はS木H之さんと他4名のホステラ−さん、そしてちんぺいさんとじゅんちゃんとぼくの7人と1匹でした。先頭にS木H之さん、最後尾がちんぺいさんという順番で出発しました。とりあえず歩きだしたのですが、視界はおよそ10メ−トル足らずで、ぼくの目から見てもちょっと無理があるんじゃないかなと少し不安でした。先頭を歩いている人が山田さんだったらぼくも安心していられるんだけど、この日の先頭はS木H之さん・・・。ぼくの予想はものの5分で的中してしまいました。
 ドラマは、S木H之さんの「ちんぺ〜さ〜ん先頭代わってくださ〜〜い」の一言から始まりました。どうやら今自分がどのあたりを歩いているのか5分でわからなくなったようなのでした。ちんぺいさんが先頭になりコ−スを修正しながらの行軍となりましたが、S木H之さんはちんぺいさんの歩いているル−トに納得いっていないようで、しばらく歩いた後、ちんぺいさんがS木H之さんを呼んでいくつか言葉を交わし、再びS木H之さんを先頭に歩きはじめました。ぼくはこの様子を見ながら二人ともとんちんかんなことをしてるな、ここがどここかぼくが教えてやろうかと思ったけど、どうせ吠えたって相手にしてもらえないので、とんちんかんぶりを最後までみとどけることにしました。
 相変わらず風は強く容赦なく地吹雪がXCツア−隊に襲いかかります。この状況で会話もなくただ時間だけが過ぎて行くことは精神的によくないなと思っていた時、じゅんちゃんとちんぺいさんが帰り道の手掛りになりそうなトレ−スを発見しました。二人がS木H之さんに教えてあげようとした時、S木H之さんが必死の形相で「列を乱さないでついてきてください」と言葉を飛ばしました。二人はその迫力に負けてしまいそうになったのですが、ちんぺいさんはS木H之さんのところまで行って状況を話し、とりあえずちんぺいさんがル−トの偵察に一人で吹雪の中に消えていきました。しばらくしてちんぺいさんが帰ってきて、なんとか駐車場まで帰るル−トらしきものを見つけてきたのでみんなでそっちの方に行くことになりました。この時、もしもの場合なにか目印を残しておこうとじゅんちゃんのタオルをそばにあった木に結び出発しました。しばらく歩いていると遠くで車のクラクションが聞こえてきました。その音が近づくつれて、吹雪の中にうっすらと見える人影、その形はしだいにはっきりしてきて大きなトシちゃんが手を振っているのが見えました。みんなの顔に笑顔がもどりその中でもひときわS木H之さんは安心したようで、いつも強がりを言い合っているトシちゃんに「無事に帰ってきました!!」とうれしそうに報告していました。後日、じゅんちゃんのタオルを回収にいったところ、なんと駐車場から300メ−トルの所にありましたとさ。メデタシ、メデタシ。   

実施されたイベント

札幌 横浜パ−ティ−のお知らせ
みなさ〜〜〜ん、お元気ですか?またまた懲りもせず飲み会を企画しました。ゴ−ルデンウイ−クの余韻が抜けない頃、屈斜路原野の思い出を酒の肴に、楽しいひとときを過ごしましょう。                  <<横浜パ−ティ−>>
   日時:5月11日(土)18:30
  集合場所:横浜のどこか(未定) 費用:4000円
                 −−参加申込方法とお問い合わせ−−
  参加希望者は4月25日までに、下記のところに直接電話でお申し込みください。
  幹事:大山 明(屈斜路原野のヘルパ-です)
  045−711−2880 携帯030−061−9826
  留守番電話の場合は名前と電話番号をお話しください。開催場所は、4月25日以降におって   連絡いたします。
  パ−ティ−当日も大山君が携帯電話を持ち歩いていますので、いつでもご連絡下さい。

<<札幌・ボ−リング&すきやきパ−ティ−>>
日時:5月18日(土)17:00 集合場所:南4西2アオキボ−ル一階
費用:6000円(ボ−リング3ゲ−ムとすきやき、飲み物、飲み食べ放題の金額です)
尚、すきやきしか参加できないという方は
会費:4500円 時間/場所:19:00〜アオキボ-ル2F「はな牛」となります。
−−参加申込とお問い合わせ−−
同封の葉書に必要事項をお書き添えの上、5月11日迄にご返送下さい。 葉書が同封されていない方で参加希望の方は、直接屈斜路原野YGHまでご連絡下さい。
01548−4−2609 携帯030−39−47819
パ−ティ−当日もペアレントが携帯電話を持ち歩いていますので、いつでもご連絡下さい。


関西人に告ぐ!!

お待たせしました、1996秋、ついに原野ファミリ−が関西に参上致します。乞うご期待!





それではみなさんさんお元気で、屈斜路原野に来たらまた遊んでください、待ってます。
                                     しょう太
                              PS.ファンレタ-、写真待ってます。



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